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ひとりで元気に暮らせる家【Vol.054】

リフォームのススメ

2008/03/26
竹岡 美智子

ひとりで元気に暮らせる家【Vol.054】

元気があればなんでもできる

小田さんからの電話

 「マットレスが部屋から出ません」と、突然電話をくれたのは、小田さんです。今年、東京では二度目の雪の日の2月6日のことです。朝、雪がちらつく中を、傘をさして出てきたのですが、昼近くに、一旦降り止んだ雪が昼過ぎにまた降り出したので、外は寒いだろうな。などと、ぼうっと窓からみえる雪を眺めていたときのことです。咄嗟に「何のマットレスでしょう」と、きき返していました。
「ベッドのマットレスよ。孫達が、私にいいマットレスを買い替えてくれたのよ。古いマットレスを出して、新しいものと替えようとしているんだけど、戸にぶつかって駄目なの」はきはきした物の言い様は、7年前と同じです。今、お孫さんが2人して、作業の最中とのこと。「お久しぶりです」と、時候の挨拶をしかけて、今は、挨拶どころではない、と頭の回路を切り替えました。すぐさま小田さんの家の図面を手元にとり出して、受話器を握りました。「小田さん、まず寝室の引戸を開けてください」「あいてます」次に「洗面室の引戸を開けてください」「あいてますよ」「次にトイレの引戸を開けてください」「トイレ?」「マットレスを寝室から洗面室に運び、次にトイレに運びマットレスが寝室から全部出たところで、こんどは浴室の戸を開けて、ぐっと浴室にもっていき、トイレからマットレスを出して下さい」受話器をかかえて、孫たちに指示をしている小田さん「一直線になりました」「今度は今の反対にして、寝室に入れればいいのね」「今度は簡単ですよ、おふろまでもっていかなくていいの」「ほんと?あら、すぐ入ったわ、不思議な家ね」と、小田さん笑いころげています。

7年前に完成した寝室にベッドメーカーの方がベッドを運んでくれたとき、あまりにするすると入れたので、びっくりして見ていたのです。そのとき、入れるのは楽だけれど、出すときが大変と、出す方法を教えてくれたのでした。プランニングを考えるとき、物の搬入搬出も同時に考えなければならないのです。1時間ほどして、小田さんからまた電話「今、孫たちに、ケーキと紅茶を振る舞ったとこ」と。それから、私と2人で、今朝の雪のことなど、近況報告などで、ちょっと長話をしてしまいました。

73歳のリフォーム

 小田さんの家に伺ったとき、娘の春代さんも一緒に待っていてくれました。母親が、娘夫婦が一緒に暮らしましょうと、言ってくれたと、嬉しそうに話してくれました。でも、ここには友達がいるけれど、春代のところに行ったら、友達と会えなくなる。ここに暮らしたいということでした。小田さんの家はとても便利な場所にあります。笹塚までも下北沢までも徒歩圏にあります。ときどき孫達が来て、泊って行くというのもうなづけます。

 老後もひとりで元気に暮らせる家の話合いをおこないました。それには、まず、一番大切なことが、怪我をしないことです。年をとって、一番怖いのは怪我です。家の中で転んで寝たきりになったら大変です。どんなところで転ぶのでしょうか。一番多いのが段差、それもちょっとした段差です。

小田家 リフォーム施工前

階段がこわい。トイレが寒い

 2階の寝室から夜トイレに降りてくると、転びそうになる。そしてダイニングキッチンのドアを開いて玄関の前に立つと、すきま風で、眼がすっかり覚めてしまう。間取りを見ると、まさにその通りです。玄関横のトイレは玄関ドアからのすきま風に、常にさらされているし、階段を下りての曲がり段は、危険です。  私が小田さんに提案したのは、階段の位置を変えずに一直線の階段にすること。そうすれば、2階をいじらなくて済みます。階段をまっすぐにしても、やはり、階段を使ってのトイレの使用はやめて、1階に寝室をもってくることでした。1階の4.5帖の和室は、孫が泊りに来たときのために開けてあると小田さんがおっしゃいます。ダイニングキッチンより畳の厚さの分6cm高いので、よくつまづくとのこと。やはりちょっとした段差です。そして、畳の上にベッドを置く抵抗感をもっていました。

1階で全部済むように

 ときどき泊りにくる孫は2階に、小田さんの普段使いは1階で済むように、が私の提案でした。小田さん母娘も賛成してくれました。和室をとり払って、ダイニングキッチンとワンルームにし、コーナーにベッドを置くプランを、初めは考えました。しかし、ベッドはコーナー置きにすると、落ち着かないのではないか、という話になり、洗面室を通って、寝室に行く計画になりました。これが。リフォーム後の図です。  床は、クッション性のあるロビンソンコルクタイルを選びました。万一転んでも衝撃が少ないので安心です。建具は浴室、トイレも含めて、全て引戸にしました。引戸なら、普段は全部開けといて、見通しをよくし、使用するときに閉めればよいです。半分だけ開けとくこともできるし、ドアと違って、開けたときに後退りすることもありません。
小田家 リフォーム施工後
先ほどの長話しながら、73歳のときの小田さんは、週3回スイミングに行き、週2回ボランティアをやっていたことを思い出して、「スイミング、今もやってますか」に「行ってますよ、相変わらず週3回ね。ボランティアも続けてます。今は、75歳のおばあさんの世話をしてるの。80歳の私が」と、はっはっはーと笑っていました。年下のおばあさんの世話なんて、すごいことです。「それからね、あなたの25cm、私も春代も便利に使ってます」と。25cmというのは、春代さんから、靴を履いたり脱いだりするときに靴紐が楽に結ぶことができるようにと、低いイスを置くスペースをとってほしいと希望されたのでした。私は小さなイスは、安定が悪いし、狭い玄関に置くと、足元にひっかかるからと、玄関のたたきと、上り框の差を25cmとし、腰を直接おろして作業することを勧めたのです。すぐわきに、縦長の握りバーをつけました。小田さんは、このことを言っているのです。私はこれを大いなる段差と名付けています。  小田さんの電話があった日の帰路、夕闇の中を、雪は月花に変わっていました。こんな寒い日、小田さんは、孫たちからプレゼントされた新しいマットレスで、ぬくぬくと寝ることができるのです。  近いうちに、元気をもらいに小田さんに会いに行こうと思います。


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