10年間で5回リフォーム、その遍歴 -後編- 【Vol.033】
リフォームが楽しくなるリフォーム。
マンションリフォームを楽しむ緒方夫妻のリフォーム遍歴をご紹介します。
前編【リフォームのすすめ vol,032】はこちら≫
4回目のリフォーム ‘02年2月
浴室、洗面、トイレを使いやすくリフォーム

‘02年2月にリフォームしたのは、浴室、洗面、トイレです。
リフォームも4回目となると、リフォームをすることにより、毎日の生活の仕方も変化し、楽しくなる、という確信をもってきたと、緒方夫妻はおっしゃいます。
築年数を経たマンションは、専有面積の狭い、広いにかかわらず、ユニットバスの大きさは、「1216」タイプつまり、幅120cm×奥行160cmの、0.75坪タイプがほとんどです。緒方さんのユニットバスも、この大きさでした。そして、最近のユニットバスと違って、浴槽がとても小さいので、湯に浸る時は、ひざをかかえないといけませんでした。
今回のリフォームは、 「マンションでも、ユニットバスが広いものと取り替えることはできないのでしょうか。」という点が、一番の問題でした。
マンションのリフォームで、ユニットバスの取替えは、比較的に簡単です。ただし、昔の「1216」タイプを、現代の「1216」タイプに替えるだけなので、浴槽を大き目に選んだり、シャワーにサーモスタットをつけて、熱湯を浴びないようにするなど、機能を向上させるものが多く、面積を広くするというのは、大変です。
プラン提案をしても、いざ工事に取りかかって、今使用しているユニットバスを撤去してみたら、駄目だった、なんていうことになったら、緒方さんに迷惑がかかるだけでなく、工務店にも迷惑をかけますし、お金のこともあります。
そこで、ユニットバスのメーカーの工事部門の人に検査してもらうことにしました。ここで大切なのは、今使用中のメーカーの人に頼むことです。排水管の位置が、問題なのです。給水管の水の出るところよりも、水を流す排水です。「P.S」とかかれているパイプスペースに、スムーズに流れないと、下の階の人に、漏水なんてことになったら、大変です。
検査してもらった結果、グレーチング(目皿、排水口)の位置が同じ、もしくは、近くであれば、幅140cm×奥行180cmの「1418」タイプでもオーケーの返事をもらいました。過去の図面のデータを、きちんと持ってきての検査でした。
しかし、ユニットバスが広くなった分、洗面室が狭くなるという、こともわかりました。
緒方さんの大型湯沸器は、洗面室にありましたが、98年の2回目のリフォームの時にガス温水式の床暖房をした際に、湯沸器を、バルコニーに移し、床暖房を兼ねた給湯器を新設し、残骸が残っています。洗面台を取り替えるときに、一緒に処分しようと、話し合っていました。その分、広く使えるとしても洗濯機の置く場所がなくなります。
そこで考えたのが、ビルトインのドラム式洗濯機を、洗面カウンターの下に組み込むことでした。これで、狭くなった洗面室なのに広いカウンターになったのです。タオルや下着類も入れられる、網カゴ引出しもできました。2つドアのあるトイレの便器も替えることになりました。
20年使用した便器は、洗い流し式トイレで、1回流すのに、水を14L使用します。最近のものは、大8L、小6Lで約半分の水量です。しかも、洗い流し式の水の勢いだけで流すのではなく、サイホン式になっていて、便器の周りを、水がぐるぐる回って、スポンと落ちる仕組みになっているために、汚れにくくなっているのです。節水できて、掃除も楽になります。
水廻りのリフォーム工事中、約一週間ほどですが、お風呂は近くの銭湯に通ってもらいました。トイレが使用できなかったのは、半日だけですが、すぐ使用できたのは、やはり同じメーカーの物から選んだからです。浴室のリフォームは寒い時期がよいですね。暑い夏は汗を流すシャワーを我慢するのは、大変ですから。
5回目のリフォーム ‘04年11月
見せる収納を隠す収納 リビングボードと玄関収納のリフォーム

5回目の04年11月にリビングボードと、玄関収納をつくりました。 リビングルームに置いておきたい物は、どんな物達だろうか、ということから、話が始まりまます。
まず、小さなものから、耳かき、爪切り、はさみ、セロテープ、ピン、などの日常使いの物や、筆記用具の鉛筆、サインペン、と手紙用の付箋、切手、封筒。それに載いたハガキや手紙類。読みかけの本や雑誌、料理のレシピなど。
これらの見せたくないものたち、一方見えたほうがよいものに、旅先で求めた絵皿や、ガラス細工、綺麗な絵本などがあるので、分類してみました。見せたいものでも季節ごとに入れ替えしたいものもでてきました。 隠したい収納、今日見せたい収納というふうな分別に話が、まとまりました。
扉を、開きではなく、左右に引き分けることにし、扉の下に照明を組み入れて、とくに見せたいものにスポットライトを当てるようにしました。
食品庫を玄関収納に組み込んだ玄関収納は、フォーマル靴は、ウォークインクローゼットに箱詰めのまま収納しておき、日常履きの靴と、おしゃれ靴を、それぞれの専用棚に収納することにしました。 玄関収納の一番右端に、玄関のタタキの上にくる部分があります。 ここを食品庫にしたのです。タタキの上にくる底板に、メッシュをはめこんで、通風を取り入れ、その上の棚は、ワイン置き場です。
野菜類は、冷蔵庫にいれますが、冷蔵庫に入れない根野菜類の玉ねぎ、じゃが芋、ごぼうは、どの家庭でも頭を悩まします。
この根野菜類置き場に、一番適しているのは、玄関です。玄関は、住まいの中で、唯一暖房をしないところです。 マンションは、冷暗室でもあります。りんごやみかんなどの果物もここに入れます。
6回目のリフォームは…
和室と寝室の間の壁を引き違い戸にして、風通しも、人通りもよい快適な暮らしへリフォーム。


10年間に5度、大きなリフォームをした緒方さんですが、これで全部終わったわけではありません。
次の計画は右図のように、和室と寝室の間の壁をとって、引き違い戸にし、ワンルーム感覚の住まいにしようという計画をしています。今の緒方さんの自慢は、夏にクーラーが要らないこと。風通しがよい間取りは、風が風を運んでくるので、クーラーなどの機械に頼ることはないので、身体にやさしい生活ができる、ということです。
2年ごとに少しずつのリフォームを重ねることで、緒方夫妻は、日々の快適な暮らし方を考えるようになりました。
住む人はもちろん、遊びに来る人も楽しい、そんな暮らし方が素敵な緒方夫妻です。




