風の通る道をつくる 【Vol.023】
学校も夏休みになって、子供達も朝から家の中にいるようになると、ただでさえ暑い夏が、一段と暑苦しさを増します。 エアコンをつけて、空内の温度をさげるのは簡単ですが、意外に知られていないのが空気の汚れです。 エアコンから出てくる冷気は、外からの新鮮な空気と勘違いしがちですが、実は室内の空気を循環しているだけなのです。
空気の入れ替えがないので、閉め切った部屋でエアコンを入れていると、人の呼吸からでる二酸化炭素が空気を汚していきます。 そのため、一時間に一度は窓を開け、新鮮な空気と入れ替えてください。 いくら暑いとはいえ、自然の風は気持ちのよいものです。 今回は、風の道をつくる話です。

リビングルームの南側にある大きな窓を開けても、室内に風は入ってきません。 何故でしょう。 南側の窓を開けたときに、東側の小さな窓を開けると、風はす〜っと入ってきます。 風は、出口がないと入ってこないのです。 窓を東西南北2方向につけると、風の道が自然にできて、空気がうまく流れます。
南側にいくら大きな窓をつけても、風が入ってこないのは、そのためです。 しかし、すべての部屋に対し、2方向に取り付けることは不可能です。 その場合は、ドアを利用します。 テラス窓から入った風が、ドアを通じて廊下に入り、廊下につけた窓へと、流れればよいのです。
窓の位置は、風の通る道を考えて、配置を心がけます。 風のよく通る家は、エアコンをつける回数を最小限にとどめることができますし、何よりも、喉を痛めることがないです。
【取替リフォームで風の道をつくる】
一番のおすすめは、キッチンの勝手口ドアの取替えです。

ベルエア(トステム)、エアリフレ(YKK)とかの商品名で呼ばれているドアは、閉めたままで採風・換気ができる勝手口ドアです。 ドアに上げ下げ窓が組み込んであり、軽い力で上下するので、好きな位置で停止させて、風の量を調節することができます。
上げ下げにより、他の部屋との風の道をつくることができ、新鮮な空気を室内にとりいれ、湿気や汚れた空気を室外へ排出します。 何段階かに固定ロックができ、手をかけても動かないので防犯面でも安全です。この通風勝手口ドアは、とても具合がよいです。 色や、型も選ぶことができ、値段は10万〜15万円ぐらいです。 私の家では、2階の寝室からバルコニーに出るドアをこれに取替え、夜寝るときはエアコンを使わず、窓を開けたままにしています。
もうひとつおすすめは、通風雨戸です。 雨戸の鏡板といわれるパネル状のところが、ルーバーになっているものです。 ルーバーの開閉は、上下別々に操作することができます。 夏は、雨戸を閉めてロックし、ルーバーを全開させた状態にして、窓を開ければ、自然の風は室内に入ってくるので、そのままおやすみできます。 ルーバー雨戸20万円ぐらいからです。 この雨戸、昨年初めて使用してみました。 それまでのルーバー雨戸は、電動シャッター式でしたので、高額でなかなかおすすめできなかったのです。 今年の夏は、赤ちゃんのいるお宅にとりつけて、喜ばれました。




