物干場を2ヶ所につくるススメ 【Vol.017】
日常の家事の中で、欠かせない仕事のひとつである洗濯。 洗濯物をどこに干すかは、とても大切なことです。 どこに干すかですって?家中の一番日当りのよい場所に決まっているでしょ!とおっしゃるあなた。
今回は、洗濯物を干す場所をもう1ヶ所つくることで、美しく安心して生活ができるお話です。

「うちの庭は、とても日当りがよくて、いろいろな花が咲くのが楽しみなの」と、庭自慢の友人がいます。 白い沈丁花と水仙が一緒に咲き出した、とお誘いがあったので、正月早々、コートの衿を立てて見に行ったことがありました。 リビングの窓から庭に目をやると「おやっ?」と思いました。 友人の庭は、ほんとうに日当りがよいのですが、私の目に飛び込んできたのは、物干し竿からぶらさがっている洗濯物。 友人の自慢の白い沈丁花と水仙は、洗濯物のむこう。つまり、洗濯物の隙間から眺めるのです。 普段当たり前のように過ごしていると、自分では気付かないことが沢山あります。 友人も、毎日何気なく見ていた光景だったので、洗濯物が庭の外観を損ねていたことに気が付いていなかったのです。
私は洗濯物干場は、2ヶ所につくることをおすすめしています。 1つめは、家中で一番日当りのよいところ。 2つ目は、なるべく人の目につかないところ。 お客様を呼んだ日や、家族が家にいる休日は、洗濯物は2つ目のところに干します。 友人にも早速2つ目の物干場を提案しました。
2つ目の物干場を設置した後の家族の変化に、一番驚いたのは本人でした。 「私のガーデニングづくりに冷ややかだった主人が、うちの庭は素晴らしい、と言い出すし、子供達も花の名前を次々と覚えていくの。今まで家族がリビングから見ていたのは、庭ではなく目の前にぶらさがる洗濯物だったのね。」と、大喜び。 今頃、白い沈丁花と水仙を見ながら、家族揃って、日曜日の遅い朝ごはんを食べているのでしょうか。
さて、2つ目の物干場ですが、人の目につかないところ、というのは、防犯のことも考えなければならないからです。
年が改まって、日没の時間が延びたとはいえ、まだまだ冬のあいだは日の入りが早いものです。
あっという間に日が暮れてしまいます。
夕方、道を歩いていて洗濯物がまだ取り込まれていないと、この家は留守だ、ということが私にもひと目でわかります。
ふと目をずらしてポストをみると、夕刊が突っ込まれたままでは、間違いなく留守を宣言しているようなものです。
自分の家の前に立ってみて、人の目につかないところを探してみて下さい。
わたしの場合、帰宅が遅くなりそうなときは、最初から2つ目に干していきます。
そうすれば、安心して帰ることができますから
2階に2つ目の物干室をつくったのは、青木さんです。 青木さんはフルタイムで会社勤めをする主婦で、娘は20歳。 空き巣ばかりか、下着泥棒の心配までしなければなりません。 それなら、サンルームを兼ねた物干室をつくろう、ということになったのです。 朝は忙しいので、洗濯は夜にして、そのまま干しておけます。 雨が降ってきても、帰りが遅くなっても、干した洗濯物を気にする必要はありません。 青木さんのように仕事をしている女性の家には、安心して干して行ける物干場は心強いものです。
2つ目の物干場は、不安を解消し、家族にゆとりと明るさをもたらしてくれるものなのです。
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