生活の光と、心の光を使い分けてみましょう 【Vol.014】
前回は一室多灯の話で、白熱灯と蛍光灯を組み合わせて、上手に使い分けましょうと提案をしました。 そこで、前回のコラムを読んでくださった方から、「蛍光灯はちらつきがあるから、本を読むのに眼に悪いですよね。」と言われてしまいました。確かに、今までの蛍光灯はそうでした。
今回は蛍光灯のお話です。 みなさんは、蛍光灯の点灯方式が2種類あるのをご存知でしょうか。 ひとつはスターター方式、もうひとつがインバーター方式と言われるものです。 昔からの蛍光灯は、スターター方式で点灯管と安定器を使用したグロースターター方式です。 スイッチを入れると、ヂッヂッヂーと音がして、右から左に光が走るのがわかります。 特に寒い冬の明け方などは、なかなか点灯しませんでしたね。 蛍光灯が点かない場合は、まず点灯管の点検をおこないます。 グローランプと言った方がわかりやすいでしょうか。 子供の頃、よくグローランプを買いに電気屋さんまで走らされたものです。

蛍光灯は、交流なので光が右から左へ、そして左から右へと、絶えずキャッチボールを繰り返すので、そのたびにちらつきができるのです。 スイッチを入れてしばらくしてから点灯するので、点けたり消したりを頻繁に行う部屋に使うと、もどかしさがあります。 このもどかしさを少なく改良されたのが、半導体を使用した電子スターター方式です。
一方、インバーター方式は、電流の周波数を、高周波に変換する装置です。 50Hz(ヘルツ)、60Hz(ヘルツ)の交流電流を4万Hzに高めた高周波電子回路なのだそうです。 目にも止まらぬキャッチボールの速さなので、ちらつきがない、ということなのですね。
ここで、50Hz、60Hzという言葉がでてきました。 このHz(ヘルツ)は、家電製品の、洗濯機や、冷蔵庫を見ると書いてあります。 日本列島のほぼ真中、静岡県の富士川を境にして、西、大阪方面は、60Hz、東、東京方面は50Hzの電流での家電製品使用です。 例えば、東京から、高知に引越した場合は、家電製品を50Hzから60Hzになおして使用します。 しかし、このインバーター蛍光灯は、超高周波なので、引越しに関係なく全国どこでも使用できるのです。 おまけに、スターター式とくらべて、明るさも、同じワット数で30%以上明るいのです。 インバーター方式は、ちらつきがない上、省エネ、すぐ点く、と、よいことづくめなのです。 しかし、値段が3割ほど高いのが難点と言えば難点です。
ともあれ、蛍光灯は、室内を平均的に同じ明るさで照らすので、平面的になり、白熱灯と違って温かみや影を楽しむ演出効果はありません。
お食事の時間、お酒を飲む時間、趣味の時間、また、お客様ごとに合わせて雰囲気を演出したい場合は、白熱灯がつくるランプシェードの色で楽しんでください。 蛍光灯と、白熱灯を組み合わせて、生活の光と、心の光を使い分けてみてはいかがでしょうか。




