お家の汚れもリフォームで解決!プロが教える、お掃除がカンタンな家の造りとは?


家事代行サービスを提供する、ファーストクリエイトの高橋麻希子社長は、3年前の起業の動機をこう振り返ります。「私自身、会社勤めをしている頃、なかなか家事にまで手が回らなかったんです。家が散らかっていると、気持ちまで荒んでくるでしょう(笑)。だから、リーズナブルな値段で家事を代行してくれるサービスがあればいいな、と思って起業を決意したんです。」
自らの“あったらいいな”を実現した高橋社長は、これまでスタッフとともに、多数のお宅をご覧になってきました。高橋社長いわく、家の造りによって、お掃除の手間はずいぶん省くことができるのだそう。今回は、高橋社長やスタッフの方々の豊富な経験を元に、“汚れにくい家”や“お掃除がカンタンな家”のポイントについてお話しいただきました。
ご家庭で汚れやすい部分“ベスト3”とは?
第1位:玄関〜 一に“収納”、二に“収納”と心得よ!

「どのお宅でも、汚れが目立つ場所は同じですね」とおっしゃるのは、営業担当の種田さん。では、ご家庭内のどの部分が、もっとも汚れやすいのでしょうか?
種田さんいわく「まず汚れが目立つのは、ご自宅の顔である"玄関"」なのだそう。たたきに散乱した靴、靴箱の上に散らかっている鍵やハンコ、放置されたダイレクトメール…。それらにホコリが溜まり、雑然とした玄関になっているお宅が多いのだとか。

「玄関を美しく保つには、とにかく物を出しっぱなしにしないこと。そのためには、床から天井まで届く"全面収納"の靴箱を設置することが一番望ましいですね。靴箱内に造りつけの引き出しや棚を設置して、そこに鍵やハンコをしまうようにすると、ホコリも溜まらず出し入れも便利。また、不要なダイレクトメールをその場で捨てられるように、靴箱内に小さなゴミ箱を設置しておくのも、お掃除をカンタンにするポイントです。」
物やホコリの溜まりやすい玄関だからこそ、お掃除の手間を省く大型収納が必要なようですね。
第2位:バスルーム〜 "湿気"を徹底的に排除しよう!

「バスルームが"カビ"や"石鹸カス"で汚れているお宅が多いですね」と話してくださったのは、スタッフの長島さん。
ファーストクリエイトでは、バスルームを清掃する際、まずタイルの目地に生えたカビや、排水溝、蛇口などに付着した石鹸カスを、歯ブラシやスポンジで丁寧に取り除きます。

その後、お掃除の仕上げとして使用するのが、秘密兵器の"湿気取りワイパー"なのだそう。
「これで壁に付いた水気をすべて取り払っておけば、カビが生えにくくなり、毎日のお掃除がとてもラクになるんです。最近では、バスルームに"換気乾燥機"を付けているお宅が増えていますから、"湿気取りワイパー"で水気を取った後、乾燥機をかけておくと、さらにキレイに保てますよ。」と長島さん。
"湿気取りワイパー"は、東急ハンズや百円ショップでも販売されているので、毎日のお掃除後やお風呂上りに利用すれば、カビや石鹸カスの汚れからも開放されそうですね。
第3位:キッチン〜 凸凹をなくしてフラットに!

キッチンのお掃除で手間がかかるのは、やはりコンロやレンジフードの油汚れ。
「コンロは、拭くだけでOKのフラット型がベストですね。レンジフードも、溝が少なくワンタッチで取り外しできるものが便利。頑固な油汚れでも、重曹を混ぜた水に浸けておくだけで、カンタンに汚れが落とせますよ。」とおっしゃるのは、前出の種田さん。

最近ではコンロやレンジフードも、以前の凸凹型から、フラット型へと主流が変わりつつあり、お掃除にかかる時間もずいぶん短縮されてきたそうです。
さらに、いつもキッチンを清潔に保つには、切りそろえた古新聞をキッチンに常備しておき、汚れたら、その都度拭き取るようにするのがポイントなのだそう。
ちょっとした工夫で、お掃除にかかる手間も省けるようですね。
お掃除しやすい“建材”とは?

お掃除をカンタンにするには、"建材"選びもポイントになると、前出の長島さんは次のように話して下さいました。「例えば、フローリング。現在では、ほとんどの戸建てやマンションで採用されていますが、実は、もっともホコリが目立ちやすいのがフローリングなんです。できれば板目の細かいものよりも、大きいものの方が、隙間にホコリが溜まりにくいのでお掃除がラクですよ。」
また、種田さんは「家族構成に合わせて建材を選ぶのがベスト」とおっしゃいます。特に小さいお子様がいるお宅は、落書きをして壁を汚してしまいがち。カンタンに水拭きできて、張替えが可能な壁紙を採用するのがポイントなのだそう。
「最近、ナチュラル志向の方が増えているせいか、土を使った"塗り壁"になさっているお宅が増えています。とても素敵なんですが、残念ながら小さいお子様がいるご家庭には向いていませんね。"塗り壁"は水拭きできないため、汚れをカンタンに落とすことができないんです。」
家族構成や機能性も重視して建材を選ぶことが、お掃除をカンタンにするポイントのようですね。
掃除しやすい家の造りのポイント

- 玄関は全面収納の靴箱を設置し、すべてのものを収納すること。
- バスルームは、きっちりと水気を取った後、換気乾燥機をかけること。
- キッチンに設置するコンロやレンジフードは、フラット型のものを選ぶこと。
- 建材は、家族構成や機能性を考慮して選ぶこと。
プロフィール:高橋麻希子(たかはし まきこ)

ファーストクリエイト有限会社 代表取締役。
大学卒業後、約10年間の企業勤めを経て、2004年6月にファーストクリエイト有限会社を設立。同年10月に、家事代行サービス[クラブクリエイト]の運営を開始する。
「住まいを美しく保つ一番のポイントは、とにかく物を持ちすぎないこと。数ヶ月に一度は持ち物を整理して、不要なものは処分することをオススメします。家事代行サービスを利用し、家の中をスッキリさせるのも賢い方法かもしれませんね。」(高橋社長 談)






