ペットも人ものびのび暮らせる家

犬のおやつ・ごはん研究家として、愛犬のためのレシピ本や、雑誌などの記事執筆を手がけているDecoさん。
また、ワンちゃんのメニューが20種類以上もそろう「Deco's Dog Cafe」(代官山・田園調布)のオーナーとして、飼い主と愛犬が共にリラックスできる空間を提供しています。
今回は、そんなDecoさんのご自宅にお伺いし、ペットと快適に暮らすためのリフォームポイントについて、お話しいただきました。
Decoさん宅の間取りと家族構成

間取り:
4LDK(150平米)
ご家族
Decoさん、ご主人、バンズ(犬・6歳・♀)、チョコ(猫・8歳・♂)、あんこ(猫・7歳・♀)
余分な家具は置かず、できるだけ広いスペースを確保する

現在、主人と私、猫の「チョコ」と「あんこ」、そして犬の「バンズ」と4人で暮らしています。
この家を建てたのは、約14年前。二世帯住宅として建てたのですが、一緒に住んでいた母が亡くなってしまったため、リフォームをして、世帯間を区切っていた間仕切りをすべて取り払ったんです。
できるだけ広い空間を確保してあげることが、快適にペットと暮らすコツ。ですから、うちではあまりたくさんの家具を置かずに、できるだけペットが自由に動き回れる空間をつくっています。
猫には高低差、犬には“安心スポット”が必要

猫の場合は上下運動が好きですから、家の中にはしごをかけたり、ポンっと飛び上がりやすい適度な高さの家具を置いてあげたりすることで、部屋の中に高低差をつけるようにしています。そうすると、私が留守の時でも退屈しませんし、運動不足にもならず健康にもいいんですよ。
犬の場合は、安心できる場所を一箇所つくってあげること。犬は怖がりですから、雷や台風、地震などが起きた時に、逃げ込める場所がないとパニックになるんです。うちのバンズは、私の寝室がお気に入り。中でも、ベッドと壁の隙間が落ち着くらしく、そこにマットを敷いて“安心スペース”を確保しています。一般的には“ケージ”などを利用してあげると、よいと思いますよ。
人と犬が共に寛げる庭づくり

私が家の中で一番気に入っているのは、2年前にリフォームした“庭”。
以前は全面に芝生を敷いているだけだったんですが、ウッドデッキの横をレンガ畳のスペースにし、芝生のスペースとゾーンニングしたんです。
実は、設計図を書いて、レンガを敷いたのもすべて私。お庭に対して自分なりのイメージがあったので、それをリフォーム会社さんに伝えながらリフォームをしていきました。レンガをスペースの形に切って埋め込んでいく作業に意外とハマってしまい、楽しかったんですよ(笑)。
犬を連れて遊びにいらっしゃるお客様も多いので、そんな時はお庭に備え付けたコンロを使って、皆でバーベキューをします。人と犬が一緒に食事を楽しめるのが魅力ですね。
芝生スペースでは犬が自由に走り回ることができるので、遊んでいる姿を見ながら、私たちはベンチでおしゃべりをしています。


ガーデニングをしながら、愛犬バンズと戯れるひととき

お庭をリフォームしてからは、バンズと共に過ごす時間が増えました。
以前は朝・夕の散歩の時にしか遊んであげられなかったんですが、お庭をリフォームしてからは、午前中の1時間は必ずガーデニングするようになったので、その間はバンズも一緒にお庭で駆け回ったり、じゃれまわったりしています。
早朝のお庭はとても気持ちがよくて、マイナスイオンがいっぱい。私もバンズも、心身ともに健康になった気がします。
春先から初夏にかけては、お庭のバラがとてもきれいに咲くので、植物の成長とバンズの元気な姿を見るのが、毎朝の日課となりましたね。


ペットのニオイは食事で解消、トイレのしつけもしっかりと

ペットを飼っていると、“ニオイ”を気にされる方もいらっしゃると思いますが、これはペットにどんな食事を与えるかによって、ずいぶん変わってきます。
バンズの食事で炭水化物の量を控えたところ、ニオイがなくなったので、ペットの食事には肉や野菜を豊富に使っています。食事メニューを変えてからは、ニオイも気にならなくなりましたし、太る心配もなくなりましたね。
また、快適に過ごすためには、トイレのしつけをしっかりすることも重要。うちの猫、“チョコ”と“あんこ”は、私たちと同じトイレで用を足すようにしつけています。人間用の便器の隣に、猫用のトイレを設置して、猫たちがいつでも自由に出入りできるように、トイレのドアは開けたままにしています。万が一、猫が粗相した場合でも、すぐに片付けられるので便利なんですよ。
傷つきにくい床材がベスト
私がオーナーを努める「Deco's Dog Cafe」のお客様の中には、犬や猫が走り回っても傷つかないように、床をすべて大理石にリフォームした方もいらっしゃいます。
動物は暑いのが苦手ですから、夏でもひんやりしている大理石は最も適した床材なんですです。でも、大理石は高価ですから、よっぽどセレブじゃないと無理!(笑)
ですから、最近よく使われるようになった“ペット対応型の床材”を取り入れるのもポイントでしょうね。傷がつきにくく、汚れてもすぐにふき取れるので便利だと聞いています。とは言うものの、私は床が傷ついても、あまり気にしない方なんですが…。
「犬のおやつ・ごはん研究家」という職業柄、自宅のキッチンで取材やロケを行ったりすることも多いんです。ですから、今度はキッチンもリフォームしたいと思ってるんですよ。

ペットと快適に暮らす家にするなら!
みなさん、Decoさんのお宅はいかがでしたか?ペットと共に快適に過ごすためには、下記の点に注意してリフォームしてみましょう。
- 猫が運動不足にならないよう、室内に上下運動するための高低差をつける
- 天災が起こった時に、すぐに逃げ込める犬の“安心スペース”を確保する
- 庭がある場合は、人と犬が寛げるようゾーンニングする
- 粗相をしてもすぐに処理できるよう、人が使用するトイレ内に猫のトイレも設置する
- 床は、ペットが走り回っても傷つきにくい建材を使用する
プロフィール:Deco
犬のおやつ・ごはん研究家。
犬と人が安心して一緒に楽しめる、おいしいおやつ&ごはんのレシピづくりや、「Deco’s Dog Cafe」のオーナーとして、犬と人が共に寛げる空間づくりを目指している。テレビや新聞、雑誌など各メディアでも活躍中。








