子供と暮らす、家族のための快適家作り術 Vol.17



親なら当然、のびのびと子供を育てたいもの。しかし、子供は心身ともに、日々成長していきます。多くの時間を過ごす住まいが、子供に与える影響は計り知れません。子供にとって、少しでもいい家作りをするには、どのようなことに心がければよいのでしょうか?
まずは、家族が自然と集まる快適なリビングを作ることが先決。家族が孤立しないよう、「リビングを通らなければ各部屋に行けない仕様にする」、「吹き抜けにして、それぞれの部屋に接点を持たせる」等、リフォームの際に工夫してみましょう。その上で、子供との暮らし方を考えていくことが大切です。今回は、親と子供の両方が、豊かに暮らせる住まいのポイントをご紹介していきます。
子供部屋は必要?それとも不必要?

リフォームをするにあたり、お子様がいるご家庭では「子供部屋」を念頭において、間取りを決めていく方が多いと思います。しかし、どのように子供を育てていきたいのかを考え、本当に子供部屋が必要なのかを検討してみるのもよいかもしれません。子供部屋にこだわらず、家族とコミュニケーションがより多く取れる家を目指すのも一つの手。ご家庭によって教育方針がありますから、それぞれのカタチに一番合った間取りを選びたいものです。それでは、みていきましょう。
個別に子供部屋を作る際のポイント

子供は成長していく中で生活スタイルが変わるため、可動式収納を取り入れるなど、可変性のある部屋づくりがおすすめ。工夫次第で部屋の使い方の幅が広がります。
個室にこだわらず、オープンスペースを利用する

「子供が過ごす場所」というくくりはそのままに、リビングの一角に机等を置いて個別のスペースを作る方法もあります。プライベートは考慮しながらも、家族の空気が自然と伝わる空間を作ることが可能です。
親子のために整えたい仕様とは?
家具の大きさ、色、配置など、大人目線と子供目線では、感じ方が全く違うもの。本当の意味で、子供にとって暮らしやすい家にするには、どのような点に気をつければよいのでしょうか?
安全に配慮する


ポイントは、3つあります。一つ目は、床と壁の素材選び。壁のビニールクロスは、安価で掃除も簡単等、使い勝手はよいのですが、含まれている化学物質でアレルギーを起こすケースも。リフォームするなら、しっくいや珪藻土などの自然素材も視野にいれたいところです。床材は、クッション性のあるカーペットやコルクなら安全です。
二つ目は、家具のサイズ。身体の小さな子供は、バランス力をはじめ、身体機能が発展途上の状態。最近では、動きをサポートする、小さめに作られたキャビネットや机等の子供専用家具が人気です。成長に合わせて、サイズ調整ができる家具も沢山登場しています。三つ目は配置。窓の下にソファを置かない、家電のコンセントを張りめぐらさない、等の考慮が必要です。
子供でも、片付け可能な収納棚が便利

おもちゃや絵本等、子供のものは増えていきがち。リビングで過ごすことが多い時期は、個別に収納部屋を作るのではなく、一部にキッズコーナーを設けて収納には専用のオープン棚を一つ設置するとよいでしょう。出し入れが子供でも簡単にできるのでおすすめです。
個性にあった色をセレクト

色に接すると、子供の感受性は豊かになるといわれています。それぞれの色が与える特徴を見極めて、子供スペースの配色を決めていきましょう。興奮作用があるという赤やオレンジは、元気を出していきたい子供向き。沈静作用のある青は、勉強部屋に適しています。
愛着がわく!家族全員で作る家

リビングに、それぞれのちょっとしたものを入れる収納を設けたり、パソコンを置けば、自然と家族が集まりやすい空間が誕生します。また、全員で壁塗りにチャレンジしたり、玄関ポーチにタイルや石を埋め込んで装飾するのも楽しいもの。一人ひとりが参加して作った、世界に一つしかない自分の家は、愛着がわくこと間違いなしです。
まとめ

間仕切り一つとっても、子供にしてみればとても不便な場合があるので、リフォーム時には気をつけてプランを立てていきたいですね。大人と子供、家族全員が気持ちよく暮らせる家なら、自然と家族の絆も深まりそうです。








